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グッピーのRr半優性とは?その3 「赤と黄色の関係」 

前回、赤と黄色をセットで考えてみる必要があるとお話しました。

とは言っても、一体どう考えればよいのでしょうか?

頭を使うのは得意ではないので、
まずは観察からはじめたいと思います。

顕微鏡・デザインナイフ・ピンセット等を用意し、レッドグラスを解剖して写真を沢山撮っていきました。

まずは、レッドグラスの
s-ハイドレッドグラス尾ビレ400透過2
赤い粒粒。つまり赤色素胞が沢山。
密度は、所によって違う。
そして、赤が沢山ある所には黄色がない。
そんな感じです。

次は、。表皮を薄くはぎとって、鱗の裏側から撮影。
s-400倍裏から
なぬっぅ~!

赤の中に黄色が…

これは一体どういうこと????

尾と体の色素胞の構造が違うのか?
いや、実は同じ構造で、見え方が違っているだけなのか?

体だけ特別というのは考えにくいと思ったので、

「見え方が違う」という予測の元に、
赤い色素胞の構造をあるお菓子を例に想像してみました。

そのお菓子は「かもめの玉子」です。知ってる人いるかな~
s-IMG_5314.jpg

s-IMG_5316.jpg
袋からだすとこんな感じ。

s-IMG_5313.jpg
このように、3重構造になっています。

で、これを元に実際のお菓子に赤色素胞を対応させてみると…
s-IMG_53182.jpg
ホワイトチョコが細胞膜 これが透明だったらもっと良かったのですが…
カステラが赤色素顆粒 分かり易くする為にイチゴジャムで着色しております。
黄身餡が黄色素顆粒
のような構造になっているのではないかという予測です。

つまり、でただの丸い点に見えていた状態は、
s-IMG_29821.jpg
注射器が尾の骨と考えてみて下さい。骨の型枠の間に球体があれば、ただの丸に見えるのではないかということです。
※骨の上にある赤い点は、ピントが合っていないので、判断の対象とはしていません。

それに対しての方は、
s-IMG_2984.jpg
こういう押しつぶされた状態ではないかと…
※本来透明であるはずの部分が白いチョコレートになっている点は申し訳ございません^^;

つまり、カバーガラスで押しつぶされて、中にある黄色が見えていたのではないかということです。

つぶし過ぎてもいけないと思ったので、
尾の骨を片側だけ残した標本を作成し、
大量のカバーガラスの重みで押さえて写真を撮ってみることにしました。

つまり、
s-IMG_2983.jpg

こんなイメージです。

尾の色素胞が体と同じ構造であるならば、

予測として、

尾の近くは、丸
少し離れたところは2重構造
もっと離れたところは潰れている状態。

のようになると考えられます。
s-IMG_2971.jpg

尾の片側の骨を外し、カバーガラス8枚重ねでいざチャレンジ!

s-400.jpg

おおっ~、
骨から少し離れたところの色素胞には、体でみられた中心に黄色のある構造が確認できます。もっと離れた所は潰れているのも予想どおりです。

カバーガラス8枚重ねの効果で、画像が不鮮明ですが…

つまり、グッピーのレッドグラスという品種においては、
赤い色をした色素胞は、「体」も「尾」も赤と黄色がセットになって存在している構造であることが確認できたわけです。

この観察結果が特殊なものであってはいけないので、文献も当たってみることにしました。
s-IMG_2981.jpg
こちらの「色素細胞」 という本によると、

「黄色素胞と赤色素胞は、色調から厳密に識別することが難しいことや、動物種によっては同一細胞内に性質の異なる赤色と黄色の2色の色素をもつもの(赤・黄色素胞の用語がある)があるので、1群の色素型として扱うこともある」

と書かれています。

おおっ~、これですかね。
グッピーの赤い色素胞は「赤・黄色素胞」?

こちらの文献には、http://www.ne-lab.umin.jp/Oshima2003CPB20p131.pdf

1つの色素胞は通常, 黄色素顆粒あるいは赤色素顆粒のどちらかを含有するが, ソードテールやプラティフィッシュなどの赤色素胞内には両者が共存しているので,本来, 赤-黄色素胞と呼ぶべきものであろう。


「赤-黄色素胞と呼ぶべき」とまで書かれていたんですね(^^)
グッピーの親戚での話ですから、そこそこ信用しても良い気がします。

勿論、グッピーは多様性の宝庫ですから、赤が全てこの「赤・黄色素胞」と決めつけるのは危険だと思いますが、少なくともレッドグラスという品種においては、「赤色の色素胞」がこの「赤・黄色素胞」というタイプの色素胞であるということが言えそうです。

では、本来の目的である半優性との関係をどうやって説明すればよいでしょうか?

前回のおさらいですが、

レッドグラスは 
ブルーグラスは  
ブラオは          
ということでした。

そして、赤と黄色をセットで考える必要があるとのことでした。
今回その赤と黄色を詳しく観察したところ、赤には黄色がセットで含まれているということが分かりました。

赤に黄色が含まれていたことを考慮すると、黄色を作る因子がRという考えもあるかもしれません。
つまり、
RR 濃黄色
Rr 薄黄色
rr 黄色無

とはいうものの、濃い黄色で赤????という疑問が当然出てくると思います。

そうすると、別の調節因子がそうさせているのでしょうか?

この考察を完成させるには、まだまだデータと比較が必要ですね。
そして、ミクロな世界ばかりに注目しても、「木を見て森を見ず」ということにもなりかねません。

ここまでの結果から、このRr半優性の考察を皆さんならどう料理したらよいと思いますか?
少し、考えてみて頂ければ幸いです。

次回、最終章という形で、Rr半優性の話をまとめたいと思います。長くてつまらないかと思いますが、もう少しだけお付き合い頂ければと思います。

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[ 2015/01/18 19:17 ] 未分類 | TB(0) | CM(5)

おーー( ..)φメモメモ

レッドグラスの赤く見える色素胞の中には、黄色の色素顆粒も隠れていたんですね( ..)φメモメモ
色素胞をかもめ玉子に置換え解説されたので、ぐにゃ~ って潰れた感じがよく伝わり、とっても分かり易かったです!!

>ここまでの結果から、このRr半優性の考察を皆さんならどう料理したらよいと思いますか?少し、考えてみて頂ければ幸いです。

う~んどう料理したらいいのだろう???
Rrだと 黄色顆粒の色素胞しか作れないけど、
RRだと赤と黄色の色素顆粒を一緒に持つ、赤く見える色素胞も作れるようになる?
うーー。分かりませーーん。
[ 2015/01/20 13:55 ] [ 編集 ]

makeさん、考察ありがとうございます!
色素胞の構造が伝わって、良かったです(^^

イメージできないと、先に行っても???になるだけですので。

>RRだと赤く見える色素胞も作れるようになる。

wwそうなんです!その表現ばっちりです。

RRでも赤の見えないドイツイエローやブルーテール系の品種がいますよね。つまり、R=レッドではしっくりいかないわけです。

そうなってくると、Rの正体は絞りこめてくるのではないか?と思います。色々と推理してみて下さい♪

他の方でも、自由なご意見お待ちしております。想像でも、とんでもない仮説でも大歓迎。

もしもここまでの説明で、良く分からない所があれば、遠慮なく質問して下さい。少しでも多くの方に理解してもらい、「想像の翼」を身につけてもらえたらと思っています。
[ 2015/01/21 09:12 ] [ 編集 ]

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
[ 2015/04/08 19:27 ] [ 編集 ]

初コメ失礼いたします。

夏鮫と申します。
こちらのブログもパープル、バイオレットのあたりからコッソリと覗かせて頂いていました。
フラっとまた見直させて頂いていたら少し気になったのでコメントさせて頂きました!
赤の色素ですが、他のグッピーの色素も同じような構造になっているのであれば、フルレッドの色の濃さも潰れたものの数で変わってくるのかな?と妄想してしまい、気になって家にあった昔教材で使っていた顕微鏡を覗いたものの倍率が足りず。。。笑
次の記事も楽しみにしています!

個人的にはrの方が壊す方の遺伝子なのかな?なんて感じました。Rrは赤部分を壊し、rrは赤、黄ごと壊すのかな?とか考えてます。

私もフルレッドにブラオを入れて真っ青になるのか?という疑問からブラオメスを追わせているので、もし真っ青なものができたら顕微鏡を覗いて頂けると嬉しいですm(_ _)m
若手が生意気に失礼いたしました。汗
[ 2015/07/31 15:36 ] [ 編集 ]

夏鮫さん、書き込みありがとうございます!

自分も若手だと思っていたら、いつの間にか年を取っていたことに気が付きました。とは言っても、私よりも大先輩は沢山いらっしゃいます。世代を気にせず好きなことに取り組めるって素晴らしいですよね。

本題ですが、Rを主体に考えるか、rを主体に考えるかでいい方が違ってきますよね。遺伝子は基本的に壊れることで機能を失い、その結果色が変わったように見えるわけですから、Rを主体に考えてみて下さい。

まあ、このRrというのは、私が申すのもなんですが、とても理解しにくい遺伝だと思います。なので、しっくりくる説明が難しい…

とうん十年考えていましたが、色んな実験と、最近の生物学になんとかついていこうと必死で勉強?した結果、自分なりのある程度しっくりくる仮説ができました。近日中にアップしますので、楽しみにしていて下さい。

その中で、フルレッドのRrの画像も登場させます(爆)
[ 2015/07/31 21:35 ] [ 編集 ]

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