スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

よろしければ、ポチっと応援お願いします!

にほんブログ村 観賞魚ブログ グッピーへ
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

グッピーのRr半優性とは?その4 Rの正体 

いよいよ、Rr半優性の最終回です。

これまでの考察から、Rの正体について大体想像がついている方もるでしょうし、全く想像がついていない方もいらっしゃると思います。

想像はつくけど、それを明らかにするのが難しいのでは?と考えている方も多いと思います。

「想像」というのは、言い換えれば「仮説」ですからね。

読み返すのも大変でしょうから、前回までの内容をおさらいしてみましょう。詳しく見たい方は、過去ページをご覧下さい。

■「半優性」とは、
一つの因子(ヘテロ)で少しの効果。
二つの因子(ホモ)で倍の効果。
因子なし 効果なし。

例:ラミレジーの青 
s-IMG_5893 (2)
ホモでコバルト
s-IMG_3176.jpg
ヘテロでメタリックブルー
s-IMG_2331.jpg
因子なしで普通体色

爬虫類業界では、半優性(共優性と言われることもある)でホモの個体はスーパー表現と言われる。

再度、RR、Rr、rrの話題にもどりたいと思います。
グッピーの半優性を説明するにあたっての最大の問題は、RR→Rr→rrの連続性が説明できなかったことにつきると思います。

Rrのブルー系はひとまず、おいていおいて、

rrの特徴をきちんと整理することから始めたいと思います。

rrつまりブラオと言われていいる個体は、どういう突然変異であるのか?
それは、この体の色をよく観察すれば分かります。

ぱっと見、色が少ないですね。

では、何色がないのでしょうか?

端的にいうと黄色です。

この考えを元に「半優性」の理屈をあてはめると、真偽は別として、

s-図7

RR(濃黄色) →Rr(薄い黄色) → rr(黄色無)

という図式がなりたちます。

つまり、Rが黄色を作る遺伝子と仮説をたてるのです。

正直、グッピーをやっている方はここまで読んで何をとぼけたこと言ってるんだとお思いでしょう。

RR(赤)とRr(青)の説明をしているのに、何が「黄色」だと…

でも、RRで赤くない品種も実はグッピーには沢山います。
s-convert (1)

代表的な品種はドイツイエローでしょう。
s-convert.jpg

そして、レオパードやハーフブラックブルーなど…

つまり、R=赤ではなくて、赤くする別の因子があると考えた方がすっきるすると思います。

今回は「赤」もおいておいて、ターゲットを「黄色」にしぼるわけです。

では、黄色を見やすくするには、どうしたらよいでしょうか?

グッピーには幸い様々なミュータントが存在するので、それを有効に活用しようと思います。

何を使うか?といえば、

アルビノとゴールデンです。

つまり、黒が邪魔をして色味の変化をみることが難しいと思われますので、これらを使って比較するのです。
さらに、♂は虹色素胞が発達しているので、♀のみを比較対象にします。

まずは、アルビノブルーグラス(aaRr)同士の交配です。
convert (2)
遺伝子型としては、aaRR,aaRr,aarrの子供が1:2:1の割合でできるはずです。


そしてそれらを比較してみると…





なんということでしょう~~!








s-IMG_4759.jpg
色味の違い分かりますか?左の方が濃い黄色、真ん中が薄い黄色、そして右端が黄色無。
※最近、色味の認識能力が人によって違うというテストがネットでありました。一部の人にはこの違いが分からないかもしれませんが、違いが分かる人もきっといるかと思います。

微妙だって…
まあ、これが動いていたらまず気付かないでしょうね…


分かりにくと思った人は、口元をよくみてみて下さい。
s-IMG_47592.jpg

こちらの画像なら分かりますでしょうか?

黄色が強い個体、中間、そして無と連続性がしめされたのです。

しかも、これらの出現割合も1:2:1となって、理論値どおりの結果となっていたのです。

アルビノのブルー系を交配していて、なんかやけに黄色い♀個体がいるなあ~?と感じた経験はないでしょうか?
これはまさに、aaRRの個体であった可能性が高いのです。

ついでに、これらの結果をイラスト化したのが図1になります。

s-図1


さらに、ゴールデンでも比較してみましょう。ゴールデンブルーグラス同士の交配です。

s-IMG_4777.jpg

こちらの方が分かり易いかもしれません。

勿論、出現個体比もbbRR:bbRr:bbrrは1:2:1になっていました。

こちらもイラスト化すると、
s-図2

ちなみに、普通体色ではこのようになっていると思われます。

s-図3

黒が入ってくると、黄色の違いなどはみじんも分からなくなってしまいますよね。

いずれにしても、これでR=黄色を作るということがほぼ明確になり、さらに半優性との理論とも合致する結果となりました。


ただし…


赤との因果関係、そしてRrが青に見えるという所が不明確です。

この部分については、次回に考察したいと思います。

Rの働きが明確になったことから出てきた現時点での考えです。

皆さんもこの事実を元に、赤と青についての妄想を膨らませて頂ければと思います。

よろしければ、ポチっと応援お願いします!

にほんブログ村 観賞魚ブログ グッピーへ
[ 2015/08/01 21:12 ] 未分類 | TB(0) | CM(10)

う~ん、素晴らしいです^^
経験上、こうだろうとはわかっていても、このように画像で色彩的にも、また理屈の上でもわかりやすく端的に説明されると説得力がケタ違いですね^^
とても良いものを見せていただきました。
次回もまた楽しみにしております♪
[ 2015/08/01 22:24 ] [ 編集 ]

ありがとうございます!
この交配結果の写真とるのにどれだけ苦労したことか分かりません^_^;
古典的な理論ですから、きちんとしたデータと分かりやすい図は必須だと思ってましたので、伝わって良かったです🎵次回の内容はもっと苦労したのですが、伝わることを願ってます。
[ 2015/08/01 22:35 ] [ 編集 ]

待ってましたー(≧∇≦)
ついにRrの記事第4弾ですね!
半優勢の説明非常にわかりやすいです

この理論で考えると、
やはり我が家の黄色丹頂♀は
Rに関してはRrなようです

今非常に気になっているのが
Rの赤くなり方とXrtの赤くなり方に
違いはあるのかということなのですが、
もしご存知でお時間があれば
また教えて頂きたいです!
[ 2015/08/02 12:10 ] [ 編集 ]

楽し過ぎる!!

本当に心踊る記事でした!

rがブラオ遺伝子といわれ、はっきりと優劣のつかない不完全優勢と言われてましたが
確かに半優勢と言われると優勢側の遺伝子なのだろうと予想ができ分かりやすいですね!
ブラオはあくまでRの対立遺伝子であり、本質はRの方でしたか!本当に面白いです!
これを上手く活用すればリアルのブルーグラス等はメスを赤で外さず、青を見極めれるかもしれないですね!?
あぁ!興奮です!
面白い記事を本当にありがとうございます!

青に関してはやはり赤が関係するのでしょうか?スカイブルータキシード?ではあまり青にはならないですもんね。。。
気になります!
これからも記事を楽しみにしています!
[ 2015/08/02 13:21 ] [ 編集 ]

ばりばりさん、

理解して頂けて嬉しいです。

赤に関しては次回詳しく書きます。

Xrtは特徴のある発現の仕方しますよね。これは基本的にヒレのみに影響する赤です。

他にも色んな赤がありますので、それを見つけて自分だけの赤を追求するというのもありだと思います。

まあ、グッピーは探せば色々と宝は眠っているので、発掘するのも楽しいですよね。グッピーやってる人が平気で30年とか続くのは、ネタがいくらでもあるからです。そのネタ発掘の指針として役にたてれば嬉しいです。
[ 2015/08/03 09:41 ] [ 編集 ]

夏鮫さん、

楽しんでもらえてよかったです。

これを予測して実際理論通りになったことは、私としても心躍る発見でした^^

劣性側から見るか、優性側からみるかで表現が変わってくることは、ちょっと混乱を招いているような気がしています。

人の世界でもそうですよね。同じことを見ていても、表から見る人と裏から見る人がいて、意見が違ってしまう。実は同じなんだけど…

そういう時は、横から見れば、お互いのことが分かったりしますよね。

このあたり、気になってきている人が増えてきているようですので、機会があればまとめたいと思っています。

スカイブルーがなぜ薄いのか?これはまた別の要因がからんでます。でもいい目のつけどころですね。

赤と青の関係は、次回触れます。

それまで、色々と想像していて下さい。



[ 2015/08/03 10:04 ] [ 編集 ]

出遅れました(^^;;
こうして見せていただくと、RRとRrで雌の体色の違いが良くわかります。
説明に雌を用いられたことで、解説図の配色と比較し、固い頭にも スー っと入りました^^
うんうん、次も楽しみにさせていただきます!!
[ 2015/08/07 23:24 ] [ 編集 ]

makeさんのコメントお待ちしておりましたよ^^

スーっと入っていただけましたか(笑)

それは良かったです。

では、次の難題。

黄色が濃い時に赤が発色する仕組みの仮説とどうして薄い黄色だと青になる?ということに進みたいと思います。
[ 2015/08/08 10:58 ] [ 編集 ]

ブルーのレースは青味が出にくい

魚を揃えられていたので、とても判りやすかった。
ブルーの遺伝子は未だに謎が多そうですね。次回策に期待をしております。
[ 2015/08/11 23:32 ] [ 編集 ]

がっぴーさん、素敵なコメントありがとうございます!、

またがっぴーさんらしいタイトルでびっくりするではないですかあ~(^^)

レース…

今レースを出してしまうと、迷宮に迷い込んでしまう人が続出してしまうと思いますので、この話は今回触れません^^;

いつかはしたいと思っているレースの話をする際に、「Rrの○●○は」でつなげたいと思っています。
でも、説明が難しいんですよね~まだまだ確かめたいことも残っていますし…

次回策は、がっぴーさんのご期待に添えないかと思いますが、また覗きにきて下さい(^^)

普通にグッピーを楽しんでいる方は、レースやコブラは、今は考えないようにして下さい。分かるととても面白いのですが、半優性のように端的に説明できるものでもないのです。

[ 2015/08/12 10:21 ] [ 編集 ]

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://picuta.blog51.fc2.com/tb.php/98-a9c65b51








上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。