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ムラサキのおさらい その2 

前回、パープルグラスとラベンダーグラスは赤抑制のされ方が違うと書きました。

遺伝子記号でいうと、パープルグラスはRrII+優性因子
             ラベンダーグラスはRRii+優性因子

つまり、パープルグラスはブルーグラス+優性因子
     ラベンダーグラスはガラスのブルーグラス+優性因子

ということになります。

では、Rrの赤抑制とiiの赤抑制は何が違うのでしょうか?

まずは、赤抑制されていないレッドグラス(RR)の尾びれ400倍の画像を見て頂きたいと思います。

s-ハイドレッドグラス尾ビレ400透過2

赤い粒粒がみえるかと思います。この粒粒は赤色素胞といって、赤い色素顆粒を貯めておく袋のようなものになります。この赤色素胞がいたるところにあることで、尾びれが赤くみえるわけです。

では赤がみえないブルーグラス(Rr)の尾びれはどうなっているでしょうか?

s-ハイドーサルブルーグラス尾

赤色素胞が全く見当たりません。
つまり、Rrになった時に赤色素胞は形成できないということです。

s-IMG_6085ラベンダーグラス尾

こちらは、iiで赤が抑制されているラベンダーグラスの尾びれです。(400倍)
赤色素胞はブルーグラス同様みあたりません。

しかし、もう少し拡大して見ると…
s-IMG_6085123.jpg

色素顆粒の入っていない丸い物体が見えます。(赤い矢印の部分)

※この写真は、数十枚の画像を深度合成(手前から奥までピントが合う)して作成しています。尾びれは、薄いといっても立体構造になっています。実際に見る場合は、ピントリングを微妙にずらしながら全体を把握していく必要があります。ミクロの世界をマクロに理解しないと、とても薄い見方になりがちです。興味のある方は是非自分の目で確かめて欲しいと思います。「木を見て森を見ず」にならないように

つまり、ii(アイボリー)は、色素胞に色素顆粒が入らないようになっている変異体といえるでしょう。

まとめ、

Rrは、赤色素胞が存在しない。
iiは赤色素胞に色素顆粒が入らない。
ということです。

ここが、Rrとiiの赤抑制の違いです。

つまり、
パープルグラスはRrで赤抑制
ラベンダーグラスはiiで赤抑制です。


ここまで読んで、あれはどうなの?と想像している方がいるかもしれません。
それは台湾から「パープルグラス」とほぼ同時期に上陸した「バイオレットグラス」です。

バイオレットグラスもパープルグラスも念の為に両方検定させて頂きましたが、結果、遺伝子型は全く同じものでした。
入ってきた時のインボイス名が違うだけのことです。

そして、グッピーを昔からやっている人は、この名前に違和感を抱かざるおえないと思います。
それは、元々日本で出回っていたバイオレットは、ii型だからです。
Rr型品種にバイオレットの呼称は正直混乱の元になると私は思っています。

シンガポールで作成されたアイボリーモザイクが分離しない赤無タイプだということを筒井氏がみつけ、これをバイオレットモザイクと呼んだのが始まりです。グッピーのベースブックでは、iをvの遺伝子記号で表記しています。

しかし、vではなくてiを使っているのは、過去に「バイオレットアイボリーそろそろ整理しないと」で書いたとおりです。

「パープルを採用した方が妥当である」というのは、実は、別の理由も存在します。それは、また後ほどということで…

次回は、色素胞から見るRrとrrの関係について自論を展開したいと思います。

つづく

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[ 2014/09/25 17:50 ] グッピー | TB(0) | CM(12)

とっても面白く楽しいです!!

一からのご説明、お手数をお掛けいたしますm(__)m。
そして感謝申し上げます。

その2、じっくり拝見しました。
Rrとiiの赤抑制の仕組みの相違、理解することができました。
明快な解説でたいへん分り易く、ありがとうございました。
グッピーの身体の中で、解説いただいた画像にあることが起きているかと考えると、少し怖い感覚も覚えましたが、
生物の神秘をハッキリと垣間見れたようにも思います。

Rrとiiの赤抑制の違いをこのように色素胞レベルで視覚化し調査されることも凄いと思いますが、2つ混ざったジグソーパズルを、それぞれのピースに分け整理し、完成されてしまうのですから、その考察力と知識と根気に感服します。

「色素胞から見るRrとrrの関係について自論」も楽しみにさせていただきますm(__)m
[ 2014/09/25 19:17 ] [ 編集 ]

紫遺伝子

初めまして、ちゃりんこやと言う者です
(実はお会いしていますが)
私も数年前から紫遺伝子を検定していますが
当時から「紫で固定できているけど赤も出るよ」と言うと
かなり非難轟々でそれ以来ネットで語るのを辞めました
当時は紫因子とブルーを切り離して考えてもらえず難儀しました

私の検定結果では
ラベンダーグラス→スカイブルーネット+紫因子
台湾系バイオレットグラス→個体差レベルで紫因子無し
そして私の作った「バイオレット・ブルーグラス」はブルーグラス+紫因子です
今年の「Enjoy★世界の創作めだか展覧会」に出品していたのはそのRREAタイプです
これは数年前に静岡の方から譲り受けた
「紫色のトパーズ」から紫因子を取り出し
当方のブルーグラスと交配して作った系統です
当然、仔は3種類出ますがブルーのみ紫になります

ここで今回書き込ませていただいた本題ですが
うちの紫系レッドグラスは薄っすらと紫表現する仔がいますが
ブラオが紫表現にならないのはなぜですか?
[ 2014/09/26 01:10 ] [ 編集 ]

makeさん、
ご理解頂けてとてもうれしいです♪

頭の回転は良くない方(同じことを7年も考えていたくらいですから…)ですが、根気だけはありますので、色んなことが分かってきました。なんでも、継続は力なりだと思います。

次回も楽しみにしていて下さい。
[ 2014/09/26 08:18 ] [ 編集 ]

ちゃりんこやさん、どうもはじめまして?

紫に取り組んでおられてたのは知っております。バイオレットなブルーでしたっけ?

とても確信にせまる名前だったと思います。

ちゃりんこやさんの検定結果の報告もありがとうございます。その通りだと思います。

紫因子という抽象的なものをどうやって伝えるのかが難しい所であり、肝だと思っています。そして、それがあるていどはっきりしたので、今回連載させてもらってます。

本題のブラオが紫表現にならないという質問も、実によい質問です。

これはこれで一つのネタになるので、ブログでおって紹介したいと思います。もうしばらくお待ち下さい。

[ 2014/09/26 08:30 ] [ 編集 ]

抑制遺伝

これは面白いですね(笑)
2006年に劣勢の遺伝がなぜ発現しないか確か日本の東北大学の教授が発見して新聞発表されていて一人で大騒ぎしていたのを思い出します(爆)
その頃はだーれも喰いつかなかったような・・・
こうして見せていただくと一目瞭然ですね。
すばらしいです。
従来のメンデルの法則での視覚的グッピー創作の紙一重の部分ですね。
なんとなくみんな知ってて違和感を覚えてるけど曖昧な部分ってまだまだ沢山ありますよね?
現在進行形でそこのところ追っかけてる人っているのでしょうか?ネオ変態さんでしょうか?
なかなか日本からこれは!!って作例が出ないのもそのあたりに関係しているのかも(笑)
そういう意味で少し最近グッピーに退屈していました。
いやぁ~ほんとに刺激になります。
紫についてはおそらくもう過去形なんでしょうね?
実は私も追っかけてる因子があるのですがまだまだモノに出来ていないので頑張ります。
またオフレコで是非ともお話しましょう♪
[ 2014/09/26 18:41 ] [ 編集 ]

けるこさん、
理屈をこねても理解してもらえないので、証拠写真が一番ですよね。

この色無赤色素胞は、目では見えていたのですが、これを写真にとるとぼやけて分からなくなってしまうのです。

絞りを絞ったり、色々していたら、深度合成という手法を教えてくれる方がいて、それで可能になりました。(フリーソフトがあるので、ダウンロードして使えます。)

そうそう、ムラサキはこれ以外にも数パターンありますので、まだ過去形にはなってません。またそれは紹介しますね。

追っかけている因子ですか?それは興味深い、また大阪に行った時教えて下さい。
[ 2014/09/27 08:56 ] [ 編集 ]

遺伝子記号

丁寧なご返答ありがとうございます
数年来のもやもやした気持ちが晴れそうです

遺伝子記号の整理なのですが
まずは劣勢ブルーの遺伝子記号が「i」でいいのか
よければ名前をどうするかを決めた方がいいと思います

その上で紫因子の遺伝子を決めて(仮にvとします)
紫系の遺伝子が複数遺伝子によるものとして遺伝子記号を当てれば
ラベンダー→ii vv
パープル→Rr vv
このように遺伝子記号を整理して決めていただ上で
名称は決めていただければと思います

個人的には
アイボリーにivを当てて
ラベンダーxスカイブルーネット→IiVvなんて書いていましたが
「バイオレット・スカイブルーネット」
「バイオレット・ブルーグラス」の名称とともに
その意味を理解していただける人は少数でした
今後の発表に期待しています

PS. 紫因子が赤にも影響を及ぼすようですので
   フルレッドに紫因子を組み込もうかと企み中です
[ 2014/09/28 08:50 ] [ 編集 ]

もやもやが晴れることに貢献できるのでしたら、大変うれしいです。

劣性青は、iに決めています。名前はアイボリーです。

理由は、こちらの名前が定着していることが一番と、何だかんだ言ってもアイボリーがシンガポール発のオリジナルだからです。

最初に着けた名前を基本的に尊重するのが、作出者への敬意だと思っています。

vは混乱の元ですので、使わない方がよいと思っています。それに、なぜ紫に見えるかということがこのパープルやラベンダーではあるていど明確にできたので、その意味がわかる遺伝子記号をあてようと思っています。

[ 2014/09/29 08:55 ] [ 編集 ]

とても解りやすく、興味深いです!
私、丁度グッピーベースブックが、出たくらいの頃にグッピーから離れ、一昨年また再開しました。
そんななか、娘が、ピンクのグッピーが欲しい!と言うので、離れていた時に出回った種類を調べようとしたんですが、ネットではよくわかりませんでした。また、本とかも出てなさそうだし、ベースブックも高いしで行き詰まってました。
フェイスブックで、けるこさんと知り合いヒントを頂いてチャレンジしてます。
その調べてた時にパープルとバイオレットも違いを疑問に思ったんですが、解決しませんでした。
なのでこのブログの内容は、すごく面白いです。続きの考察、楽しみにしてます。(^_^)
[ 2014/09/30 00:13 ] [ 編集 ]

りの・みづきのパパ様、

興味を持って頂けとてもうれしいです。

もっと多くの方にグッピー再開して頂けるよう続きを書いていけたらと思います。

次の更新は、もうしばらくお待ち下さい。安定しない職業で、仕事に波が多い物ですから…
[ 2014/09/30 18:03 ] [ 編集 ]

思い込みが訂正できた!

アイボリーの色素細胞が残っているとは思っていませんでした。
モザイクで調べたときには見つけれなかったもので、消えるのだとばかり思っていました。(モザイクでは、埋まっていただけなのね)
[ 2014/10/02 11:07 ] [ 編集 ]

がっぴーさん、ご無沙汰しています。

がっぴーさんに見て頂けて、とても嬉しいです♪

色素細胞、わりと綺麗に残ってたようです。グラスだったのがラッキーだったのかもしれません。

ミクロの世界って、思い込みも大事なところがまた面白いですよね(^^)
[ 2014/10/02 23:36 ] [ 編集 ]

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