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ラベンダーグラスとオレンジグラスの関係 

先日発売されたアクアライフ11月号を見て、驚いてしまいました。
ラベンダーグラスとオレンジグラスの関係についてです。

以下、アクアライフからの引用です。

「ラベンダーグラスの作出にオレンジグラスが用いられていることが知られてからです。」

「オレンジグラスをアイボリーホモにするとラベンダーグラスになることが知られていますが…」

p-3697.jpg
ラベンダーグラス

ラベンダーグラスを作出した私が言うのですから間違いないことですが、オレンジグラスから作ったという事実はありません。そしてオレンジグラスをアイボリーホモにしてもラベンダーにはなりません。ただし、「ラベンダーがオレンジと関係があるかもしれないという仮説を検定をしている」ということは、以前に記事を書かれた著者も含め一部の人にはお話していました。どこかで誤解があったのかもしれませんね。

それから、もう一つ。

「シルバーブルーグラスの表現はオスのY染色体上にあるシルバー遺伝子の働きによるとされていますが、その後の研究でそうではないことがわかりました。」
と書かれています。

シルバーブルーグラスのシルバー因子についてですが、きちんと調べた人がいないのでは?と思って4年ほど前からいろいろと調べていました。

結果、私の所で10年以上に渡って出荷しているシルバーブルーグラス(従来型といえるでしょう)は、Y染色体上にシルバー因子を持ったブルーグラスという従来の説が確実であることが判明しました。では、なぜALのような記事になったのでしょうか?これについては、現状「系統」が違うとしか言えません。

弊社は市場に従来型のシルバーブルーグラスを相当数出荷していますので、従来型を飼育されている方も多いと思われます。従来型を飼育されている方には、かえって紛らわしい情報になっていました。

という訳で、記事を読んだ後、すぐに記事の著者に連絡を取らせて頂きました。

答えは、「誤解を招く情報なので、アクアライフ1月号にて訂正と謝罪をする」という最善の対応をして頂きました。ですので、私からはこれ以上とやかく言うことは辞めておきます。また、検定材料として著者の系統を譲って頂けるということにもなりました。これについての結果は、分かり次第発表できればと思っています。

では、気を取り直してオレンジグラスとラベンダーグラスについて私が取り組んできた結果を紹介したいと思います。

オレンジグラス
オレンジグラス

そもそもオレンジグラスとは一体何?という方もいるかと思いますのでそこから解説したいと思います。

弊社では、昔からシルバーブルーグラスから産まれるRR型の個体をオレンジグラスとして販売しています。
名前がオレンジという名前になっていますが、オレンジ色をしている訳ではありません。まだ詳しくは調べていませんが、Y染色体上に載っている色を白っぽくする因子が赤と合わさって赤の色が薄く見えているのがオレンジグラスの色です。

Rrにより赤が見えなくなると青に白っぽくなる因子が合わさってシルバーブルーグラスとなっています。

シルバーブルーグラス(ハイドーサル系)
写真は、ハイドーサルの魚と交配して作っている途中のシルバーブルーグラスです。(若魚)

Y上のシルバー因子の存在が分かった私は、シルバーを乗せたアイボリー型のグラスを作ってみたらどうなるかということで、やってみました。使ったのはガラスのブルーグラス♀とオレンジグラスの♂です。

シルバー入りガラスのブルーグラス

F2まで採って、分離しないシルバー系のグラスの完成です。アクアライフの記事では、これがラベンダーグラスということになってしまいますね。
※あんまりいい写真でなくてすみません。

次に、ラベンダーグラスにシルバーを載せたらどうなるだろう?と思って作ったのが次の魚です。

シルバーラベンダーグラス

無地に近い魚に交配すると、
シルバーグラス
こんな感じになります。

ここまで見て頂ければ、シルバー因子はYに載っている因子というのがよく分かって頂けたかと思います。

これを再確認した時に、私は思いました。
なぜ、こんな利用し易い因子をみんな利用していなんだろう?と。尾の柄が粗くなるという欠点はあるものの、まだまだ有効な使い道もありそうです。

まだまだ、グッピーは遊べますよ♪

という訳で、ラベンダーはオレンジと全く関係のないということも理解して頂けたと思います。

ところで、シルバーの表現って、色や性質、そしてその分布状況から何か似ていると思いませんか?

Y型アメホワ
こんな魚に…

写真は、Y型のアメリカンホワイトに色々と混ぜたものです。

アメリカンホワイトの起源は、シルバーにあるのでは?なんて妄想も抱いてしまいます。

そして、アメリカンホワイトはXにも飛びやすいので、系統の違うシルバーはX型になっているのではないかと私は推測しています。いずれしても、系統が違うであろうシルバーの検定結果は、結果が分かり次第発表したいと思います。

では、ラベンダーの遺伝子構成はどうなっているのでしょうか?

5年に及ぶ研究結果は、次回にお話したいと思います。ただし、今忙しい時期なので、少し時間を頂ければと思います。

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[ 2012/10/27 21:55 ] グッピー | TB(0) | CM(0)

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