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アイボリー?バイオレット?そろそろ整理しないと… 

皆さんは、バイオレットモザイクやアイボリーモザイクというグッピーの品種をご存じでしょうか?

いわゆる、赤が分離しないタイプの青系品種に付けられている呼称で、バイオレットという品種は青紫から水色っぽい色味に付けられ、アイボリーというのは、水色~クリーム色に関して付けられています。

それぞれの品種は、主要な部分は同じ遺伝子が関与しています。

これらの色が発現する為には、原則的にRRでもう一つ別の遺伝子がホモで揃う必要があります。

グッピーベースブックの中で筒井氏は、もう一つの遺伝子名にヴァイオレットの「v」を採用しています。

遺伝子型で書くと、RRvv

ところが、アイボリーが先に出てきたので、「i」という遺伝子名も付けてしまった経緯があるということを、グッピーの遺伝に大変詳しい方から教えてもらうことができました。また、この「i」は不完全という意味の「インコプリート」でもあるようなこともお聞きしました。

遺伝子型で書くと、RRii

2010年のアクアライフ10月号では、遺伝子型表記が「i」となっています。

いったいどっちが正しいのでしょうか?

私は、ベースブックの記載を素直に採用していましたが、この辺りの品種群を色々といじっている中で、最近様々な問題を感じるようになりました。

どこに問題点があって、私がこの点をどう考えているか?という事について少し述べさせて頂きたいと思っています。

まず、こちらの画像をご覧下さい。

p-3697.jpg

これは、昨年私が発表させて頂いたバイオレットグラスという品種です。

詳しい話は、楽熱に書かせて頂いたので割愛させて頂きますが、バイオレットモザイクの中から特に紫色の濃い個体を選抜してグラス化させた品種です。

私自身、あまり新しい名前をつけて混乱させるのは好みではないので、単純にバイオレットグラスという名前をつけました。ところが、明らかに元のバイオレットモザイクの青紫とは違う色になっているのです。

従来、RRvv or RRii の遺伝子を持った個体は、①青紫~水色(バイオレット)、②水色~クリーム色(アイボリー)の2系統でした。

では、新たに加わったこの③真の紫色をどのように扱うべきなのでしょうか?

話しがややこしくならない内に、まず従来の①と②について整理します。

※交配を繰り返している方は、なんとなく分かっている方もいるかもしれませんが、私は「なんとなく」が気持ち悪い人間でして、詳細に検定をさせて頂きました。

これらの色味の違いは、ずばり「下地」の違いです。

「下地」といわれて何?と思う方も多いかと思いますが、今回注目させて頂く下地は、ベースになっている色です。この下地は、正直特定の遺伝子によるものもありますが、私は、小さな要素が集まって影響を与えている因子(ポリジーン)も多いと考えています。これらは、現在検定中です。何年かかるか分かりませんが…

具体的に言うと、

①の水色に関しては、RRvv or RRii +下地がレッド
②のクリーム色に関しては、RRvv or RRii +下地がイエローから無色

では、③の真の紫はどうなんでしょうか?
遺伝子型を合わせて表記すると、RRvv or RRii +下地が(???)

になります。

?の部分は気になると思いますが、今はお答えできません。というのも、仮説を立てて検定をしているのですが、少しだけ例外的な数字が出ているからです。現在、これを確かめ算すべき全く別の手法で交配データを取っています。来年の春には、決定案が出せればよいと思っています。正直この検定だけで、500匹以上の稚魚をとってデータを取っています。たぶんアレに違いないとは思っているんですが…

③の真の紫に関しても、下地が違うという点ではバイオレットやアイボリーと同系列で扱う必要がありそうです。

そこで、③の下地を用いてRRvv or RRii のコーラルを作ってみました。

それがこちらの画像です。

p-3808.jpg

なんと、全身紫色になりました。

では、①の下地(赤)でRRvv or RRiiのコーラルを作ってみると…

p-3864.jpg

全身青になりました。(決してRrではありません)


p-3868.jpg
こちらは、比較写真です。

従来の名付け方からすると、両方ともコーラルバイオレットグラスになってしまいますよね。

今後紫尾びれの様々なバリエーションが登場することを想定すると、今の内に呼称を分けておく必要があると思います。例えば、ジャパンブルー○○、ラズリー○○など

色が3パターンある訳で…

遺伝子記号についても「v」と「i」が混在していましたよね。

交通整理をする必要があると思っているのは、おそらく私だけではないと思います。

まず「v」と「i」についてですが、「固有の色名が付いている」こと自体が、そもそもややこしくなっている原因だと思います。

そこで提案ですが、新たな遺伝子記号を付加するのは更なる混乱の元になる為、v or iの語源を色とは関係のない物へ変えるのはどうかということです。

vを使うのであれば、variable(様々な)
iを使うのであれば、incomplete(不完全な)、inhibitor(抑制)

どれが好ましいと思われますか?

私の考えは「i」に統一して、語源を「inhibitor」にしたいというものです。
なぜ、「inhibitor」かは、実際赤を抑制することで、青や紫に見えているからです。正確には「ri」になるのでしょうが…

ただ、vとiの浸透度がどれくらいのものか分かりません。「i」を採用したいといいながら、私は「v」をあえて今まで使ってきています。(これは、筒井氏に敬意を示してのことでありましたが…)

いずれにしても、皆様の意見を広く伺ってみたいです。是非、ご意見を寄せて頂ければ幸いです。ブログ上では問題がある方は、個別にメールを頂いても構いませんので。

それから、第3の紫色の呼称。

従来のバイオレット(水色表現の物)を変更するという案もありますが、定着している呼称を変えるのはやはり問題があると思います。

そこで、この件に関しては、新たな名前を付加したいと思います。

自分のオリジナルではないですが、「バイオレット」ではなく、「ラベンダー」を採用したいと思っています。

異論のある方や、ご意見のある方は是非コメント下さい。

何も問題がなければ、2週間程度猶予期間を頂いた後、現在販売している「バイオレットグラス」は全て「ラベンダーグラス」に変更しようと思っています。

この件、バイオレットグラスという名前を先行させてしまった責任は大きいと反省しています。本当に申し訳ございませんでしたm(_)m。しかし、発表当時はこんなことになるとは想定していなかったので、この辺はご容赦願いたいと思います。問題があると感じたことには、軌道修正をいつでもかけたいと思っています。幸い、まだこの系統はそれほど大量には市場投入していないので、今なら間に合うと思ってます。

新たな提案などもありましたら、宜しくお願いします。m(_)m


遺伝子記号の問題は、業界の方同士とも話しを進めております。皆さんの意見を集約し、コンセンサスを取りたいと考えています。

他にも、グッピーの品種名の呼称、遺伝子記号の表記の仕方など、筒井さん亡き以降、あまりにもファジーに進んでしまっている現状。そろそろ色々と整理しなくてはいけないなあ~と感じています。愛好家の方も、たぶん気持ち悪い思いをしている方は多数いらっしゃるのではないかと思います。この辺りは、また機会があれば問題提起したいと思っていますし、これを機会に意見を頂ければ幸いです。

最後に、

この件に関して、色々とご相談にのって頂きましたグッピーを愛する様々な方、この場をかりてお礼を申し上げます。ちょっと?と思うことがありましたら、お気軽に意見下さいね。私の中ではこのような方向性で行こうと思っています。




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[ 2010/11/08 10:58 ] グッピー | TB(0) | CM(9)

こちらではご無沙汰してます

手短な文章で恐縮ですが、
未来のことまで想定して考えるのは大変なことです。
私はここまで何年もかかって作出され、
その経緯などを段階的に緻密に調べ上げたスーさんに
全ての決定権があると思っています。
この状況で他の人が言ったらおこがましいですよね。

業界(あるのか)的に発表後にあーだこーだと
文句を言う人間は多いはずです。
ですが、じゃーその人たちに
「そこまで言うならあなたが決めてください」というと、
大抵の反応は「それはちょっと・・・」的な結果になるでしょう(笑)

私個人の意見はメールでも書かせて頂きましたので、
あとは懇意に接している同志や仲間、
その他の愛好家の皆さんがどう判断されるかでしょう。
私はスーさんが決めたことに賛同します。
いいじゃないですか「ラベンダー」 ^_^

なんちゃらク○ス○スよりよっぽどマシです(笑)
[ 2010/11/09 00:31 ] [ 編集 ]

Cinnamonさん、ご意見ありがとうございます。それに、いつも、色々と教えて頂き感謝しております。

新しく固定出来た紫色に関しては、最終的に私が決めるつもりです。ただ、既存の遺伝子名に関しての変更は、強引にできない性格のものだと思ってます。

それに、自分だけで考えているときっと穴があるのでは?という不安もあります。

他にも、こんな場合はどうする?みたいなご意見がございましたら、引き続き宜しくお願いします。
[ 2010/11/09 07:25 ] [ 編集 ]

こんばんは^^ここ数日、どのようにレスすればよいのか、凄く考えておりました。
名称に関しましては、まったく問題ないかと思います。

また、この件に関しましては、[v」と「i」についてが、「固有の色名が付いている」こと自体が、そもそもややこしくなっている原因だと私も思います。

ですので、遺伝子表記に関しましても[inhibitor]としての意味で、[i]が適当であるかと思いました。

出来ましたら、北海道に住んでおります、私でも、現物を見られれば、かなり印象がかわると思うのですが、現物が見れない現状でのコメントとなること、どうぞ、お許し下さい。

比較写真を拝見させて頂きました。

上の紫を表現している個体と、青を表現している個体では、明らかにボディの表現が異なっていることを感じました。(下地が違うのではないかな?と思わせるぐらいです。)


これらが、関与して、個体の色彩を大きく変化していると考えさせられました。


検定に関しましては、スー様が、かなりの数でデーターをとってらっしゃるということで、是非データーにて統計学的に有意差があるが、そのうちお教え頂けましたら、幸いです。

長文失礼致しました>M<
[ 2010/11/15 00:06 ] [ 編集 ]

JAWSさん、こんにちは、

コメント頂けて、大変うれしいです。

今の所、個別にメール頂いた方も含めると、殆どの方が賛同頂ける意見でした。

ちょっとでも疑問のある方がいらっしゃいましたら、是非ご意見頂けるとありがたいです。まだ、走る前段階ですから。この件以外のことでも、今の表記に不満がある方は、是非コメント下さい。

それから、検定に関しての統計的有意差についてですが…

ようやく、グッピーでもそのような話しを持ってきてくれる方がいて大変うれしいです。カイ2乗検定やりますか?

大学院時代には、SAS(統計用のソフト)を頻繁に使っていたものですから、有意差の検定の重要性は重々承知です

しかし、最近は少し考えが変わってきています。

有意差を見ることも大変重要ですが、一般の方に分かってもらう時に何が一番重要かということです。

統計データは、理解を深めることもありますが、それ以上に拒絶されてしまう側面もあります。

それにグッピーの場合、思った以上に例外的な遺伝が多いことです。例えば、コブラ因子に関しては、組換えが頻繁に起きます。この組換え価でさえ、きちんとマーキングできていない現状。ベースとなるものが押さえられていない状況で科学的な理屈をこねることが正直ナンセンスではないかと思っているのです。

勿論、グッピーの遺伝子地図なんかもできれば、楽しみの範囲も広がり、より創造性が膨らむとは思いますが?

ちょっと脱線しますが、1ヶ月くらい前に、遺伝子の解析サービスを提供している会社に勤めている友人に「グッピーのY染色体のゲノムを読むといくらくらいかかるの?」と冗談めいた質問をしました。

勿論、現状で出せる金額では無かったのは言うまでもありません…(^^;

いつか財産が築けたら、死ぬ前にグッピーのゲノム解析に私財を投資したいという願望はありますけど…
まあ、一生無理でしょう。(^_^)

でも、分からないのが面白いというのがこの趣味の醍醐味でもありますしね。

分からないから解明してみたい。それでいいのかもしれませんね。

長続きする趣味の奥義だと思っています。






[ 2010/11/15 10:30 ] [ 編集 ]

はじめまして。

以前の個人的な観察では、アイボリーは赤色の色素細胞が白に変わる事が最大の変化でした。それを修飾する赤い色素細胞以外の色の構成要素でいろいろな色目が出来ていました。
赤い色素細胞以外の色の構成については 下地 でまとめて考察されているのかと思いましたが、
 もう一つの点 赤の色素細胞の種類の違いによるアイボリーの色目の変化(アイボリーの母体である細胞の質が違うとアイボリーの表現にも影響がある)も考慮していただけると助かります。
文面上無いだけで、下地の中でこの点も考察されているかも、とは思いましたが、シナモンさんが意見募集中と広報しておりましたので。

[ 2010/11/15 21:59 ] [ 編集 ]

スーさんへ
ありがとうございます^^
なるほどな~^^と勉強になりました!!

今回のスーさんの検定で、かなりのn値がありそうだったので、少し勿体ないと思った次第ですw申し訳ございません!
(私は、いつもSD出して、n値稼いで等と教授に言われているせいか、少し自分の中で頭の中がそっちよりになってるようです^^;すいません。)

おっしゃる通りで、これは一般の方には拒絶されるかと思います(;一_一)

マーカーを何としてコントロールとするかが、非常に難しい本種なので、混乱してしまいますねw

だからこそ楽しいのですね^^私もそう思います!



[ 2010/11/15 22:38 ] [ 編集 ]

Re:はじめまして

がっぴさん、どうもはじめまして!

こんなところにご意見を頂き、本当にありがとうございます。(^^;

Cinnamonさんのお心使いにも感謝致します。m(_)m

以前から、いつかはご意見伺いたいと思っていたもので、大変光栄でございます。

色素細胞の話しについてですが、まずマクロ的な話しをしてから、ミクロの話しへ持っていこうと思っていました。

なので、今回こちらの考察はあえてしていなかったことは、ご勘弁下さい。

まだ、名前の話しですから…

それに、この紫については、まだまだ語りたいことが沢山ございます。

ただ、今回ご意見頂けたのは大変うれしいことですので、答えられる範囲でお答えしたいと思います。

まず、「赤い色素細胞以外の色の構成要素でいろいろな色目が出来ていました。」の件ですが、私はこの辺素人同然で、顕微鏡を覗いてもよく分かりません。ラベンダーに関して、私が見ている限りは、赤い色素も黄色の色素も何も確認できない状況です。この辺りは、是非ともがっぴさんに見て頂きたいというのが本音です。

それから、「アイボリーの母体である細胞の質が違うとアイボリーの表現にも影響がある」この件は、グアニン層のことでしょうか?

顕微鏡で覗くと、この部分が非常に乱反射して綺麗にみえます。(あたりまえですが(^^;)

この辺は、やはり染色しないと構造がよく分からない部分なんでしょうか?

写真も少し撮り貯めてあるので、宜しければ是非見て頂きたいです。

紫色に見える仮説なのですが、セキセイインコや小桜インコのバイオレットと同じ構造なのでは?と考えています。つまり、グアニン層の発達状況が通常の個体と異なるのでは?ということです。

ただ、こればっかりは、素人仮説にすぎません。様々な構造をご覧になっているがっぴさんのご協力なしには語れないと思っております。

「ただ」とは言いませんので、是非ご協力頂けるとありがたい限りです。

本当は、もっと別の踏み込んだ話しをさせて頂きたいのですが、まだ仮説でこの場ではお話したくないこともございます。もし宜しければ、一度メールを頂けるとありがたいです。

それから、12/5の埼玉のコンテストには参加されるのでしょうか?

私は、コンテストで順位を決めること自体には興味がありませんが、参考出品ということで、ラベンダー系の魚をいくつか持っていくことにしています。

宜しければ、その時にでもお話できればありがたいです。

それまでに、もっと色んな品種の色素や構造を見て、目を肥やしておきたいと思います。

ご意見頂き、本当にありがとうございました。
[ 2010/11/16 20:11 ] [ 編集 ]

先日は遠いとこ、埼玉県越谷のコンテストまで足を運んでいただき、ありがとうございました。
陶さんにお会いしてお話できたことは私の濃い~魚友もみな喜んでおりましたし、このブログの画像どおりの実物の魚の色彩の違いを見せていただいたことも本当に勉強になりました。
なんとなく~~ではなく、あいまいなことはきちんとすべて自分で検証していく陶さんの生き物に対する真摯な姿勢を学ばせていただきました。
当日もお話されていた、これらのグッピーの名称などにつきましても陶さんのお考えをぜひ支持させていただきたいと思っておりますので、ぜひ今後のグッピー業界を牽引していっていただけたらと思っております^^
また、微力ながら我々がご協力できることがございましたら、いつでもご連絡ください。
隠し玉!も楽しみですね。あのY型ソードも♪
またゆっくりお話できる日を楽しみにしております。
ありがとうございました。
[ 2010/12/08 15:42 ] [ 編集 ]

こちらこそ、時間が無い中来て頂きありがとうございました。ラベンダーの色味も多くの方に見て頂けたので、良かったです。ライトがあれば、もっとよかったんですけどね。

名称については、今回様々な方と話しをさせてもらった結果、考えがまとまりました。他にも、曖昧に思っていたことがスッキリ晴れる見方を教わったりと、刺激的な会でした。また、後日この会で思ったり、感じたことは、アップさせて頂きます。
[ 2010/12/09 14:13 ] [ 編集 ]

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