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グッピーのRr半優性とは?その2 

グッピーの「不完全優性」いや、「半優性」の話をふっておきながら、こちらの力不足でそのままになっていてどうもすみませんでした。

「不完全優性」という言葉は、やはり分かりにくいので、今後はもう少し理解し易いと思われる「半優性」ですすめていきたいと思います。

グッピーのRに関する半優性について、再度おさらいすると、

Rが赤を作る遺伝子とした場合、RRは赤、rrは赤無 そしてRrがその中間的な表現の薄い赤になる。

しかし、グッピーのRrは、教科書的表現(そんなもんあるのか?)では、薄赤ではなく、「ブルー」になるということですね(^^)

遺伝子の働きと表現形が不明確なわけです。
ある意味、不完全な理解の結果、「不完全優性」という言葉でにごしてきたのかもしれません。
いや、私もその一人でした^^;

理屈はさておき、それぞれの遺伝子型の個体を再度観察してみることから始めたいと思います。

最初は、RRのレッドグラスです。
s-IMG_5186.jpg

少し拡大してみましょう。
s-IMG_51862.jpg

RRですので、レッドは確認できます。
そして、よく見てみると、キラキラ光ったブルーの非常に小さいスポットも同時に観察できます。このブルーのスポットが虹色素胞というものになります。

さらに、細かくみてみます。こちらは、レッドグラスの尾の付け根付近の画像です。
s-レッドグラス40倍2

赤色に交じって黄色(上の方)も確認できるかと思います。

まとめると、
レッドグラスは4色がある状態だと言えるでしょう。
※系統により青の出方には違いがございますことを、予めご了承下さい。

次はRrのブルーグラスです。
s-IMG_5274.jpg

赤は確認できませんね。
レッドグラスの赤が消えて、残りの青が見えていると状態とも言えるかと思います。

ただ、青が強まっているようにも見えますね。
この理由については…

比較的大きな色素細胞である「赤色素胞」が消えることで隙間ができ、青を構成しているより小さな「虹色素胞」が通常よりも沢山作られたり、広がったりしている可能性があるのではないかと推測しています。虹色素胞の角度の変化や他にも理由はあるかもしれません。いずれにしても、赤が無いということだけを理解して頂ければと思います。
※最近の研究では、魚の色素胞には、それぞれに競合関係があることが、明らかになってきています。この話は、また別の機会にしたいと思っています。 

ブルーグラスも、レッドグラス同様拡大してみましょう。
s-ブルーグラス尾付け根40倍2
尾の付け根付近の画像です。

赤は確認できませんでしたが、黄色が確認できますね。
昔のブルーグラスには、黄色の入った尾びれをもつ魚がいた記憶のある方もおられると思います。(最近のブルーグラス洗練されてきて見つけるのが難しいですが…)

RRがRrになることで、赤が消える。しかし、黄色は残っている。ということがいえそうです。

つまり、

ブルーグラスは、の3色がある状態と言えるでしょう。

最後は、rrのブラオ
s-IMG_5224.jpg

ぱっと見、色が極端に少ないですね。

s-IMG_52242.jpg
少し拡大してみると、キラキラ青く光る虹色素胞は確認できます。

尾びれを拡大してみると…
s-ブラオグラス40倍
黒いメラニン以外、殆ど確認できません。
ブルーグラスで見られた黄色も消えてしまっています。

つまり、

ブラオはの2色の状態と言えます。

以上をもう一度おさらいすると、

RRレッドグラス
Rrブルーグラス
rrブラオ     

Rと言えば、Red。すなわち
が問題になっていましたが、rrで黄色が全くなくなるということを鑑みても、黄色の両方を考えていく必要がありそうです。

次回は、赤と黄色の関係にせまりたいと思います。

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[ 2015/01/13 12:21 ] グッピー | TB(0) | CM(2)

グッピーの不完全優性って? 

台風18号ひどかったですね~。
皆さんは、被害大丈夫でしたでしょうか?

この記事を書いている最中、停電が3回。そして、倉庫のビニールがはがれて大変なことになってしまいました。
おかげで、何度も記事を書きなおすことになってしまいました…(+_+)

ところで、「ムラサキのおさらい」を続ける前に、前回の宿題でもあるRrについて、少し脱線したいと思います。

Rrと言えば、「不完全優性」という事象ですね。

高校の生物では、不完全優性の代表としてオシロイバナやマルバアサガオの花の色が出てきます。

RRで赤、Rrでその中間色のピンク、rrで白

これは、赤を作る因子がダブルで赤、半分でピンク、無い時は白というようにとても分かりやすいです。

ところがグッピーでは、RRレッド、Rrブルー、rrブラオ

これを初めて知った時に、????…

になった人はいると思います。

これが、RRレッド、Rr薄い赤、rrグレーなら素直に理解できますよね。

グッピーを昔からやっている人は、RRがRrになったらブルーになるというのは、疑問を持たずに理解している方も多いかと思いますが、実はかなり理解しにくい現象であるのです。

だから、「グッピーの遺伝は難しい」と感じてしまうのも無理がないと思います。
かくいう私も、なんだかしっくりこない気持ちをずうっ~と持っていたのです^^;

「不完全優性」というと、何か特殊な遺伝だと感じる方もいるかもしれませんが、実は熱帯魚の世界ではよくある遺伝形質の一つです。

まずは、下の写真をご覧ください。
s-IMG_3133.jpg

エンゼルフィッシュのベールテールという形質の魚です。

特に「尾びれ」に注目して頂きたいのですが、右上の魚よりも左下の魚の方がより長く伸びているのが分かるかと思います。

これらの個体はどちらもベール因子(ロングフィンにする因子)を持っているのですが、

右上の個体はベール因子がヘテロ(Vv)
左下の個体はベール因子がホモ(VV)

となっています。

ベール因子がホモの個体は、もっと成長するとヒレ先が「ぼさぼさ」になってとても売りづらい魚になってしまいます。
ですので、私の所でブリードする時は、Vvとvvの個体で子供を取るようにしています。

ちなみに、アメリカでは、VVはスーパーベール。Vvはベールと区別するようになっています。

「色」についての不完全優性は、ラミレジーの例が大変分かりやすいです。

s-IMG_2331.jpg
こちらは、ノーマル体色

s-IMG_5893 (2)
こちらは、コバルト体色のラム

s-IMG_3176.jpg
そして、その中間色のメタリックラム

これらのメタリックブルーになる因子をCoとすると

ノーマルはcoco
メタリックブルーはCoco
コバルトはCoCo

かつてコバルトのヘテロをジャパンラムなんていう品種名で呼んでいたこともありましたね。

「不完全優性」は熱帯魚以外の生き物でもよく知られています。
爬虫類の遺伝で、「共優性」というのを聞いたことがないでしょうか?

実はこの「共優性」と「不完全優性」は同義語です。

例えば、ヒョウモントカゲモドキのマックススノーという共優性の品種がいます。
ヘテロでマックススノー
ホモでスーパーマックススノー
になります。

他にも、ボールパイソンという蛇では、パステルやバナナという共優性の品種が知られています。

バナナはヘテロでとても淡い色をしていて、ホモのスーパーバナナはほとんど白い蛇になります。

ホモ=スーパーと名づけるのは、とても分かりやすいですね。

さて、グッピーの「Rr」に戻りますが、

やっぱり、しっくりこないと思いませんか?

このRrの謎に、次回せまりたいとおもいます。

まずは、基本の「不完全優性」を理解して頂きたくて、あえて今回の記事を書かせて頂きました。




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[ 2014/10/06 18:14 ] グッピー | TB(0) | CM(9)

ムラサキのおさらい その2 

前回、パープルグラスとラベンダーグラスは赤抑制のされ方が違うと書きました。

遺伝子記号でいうと、パープルグラスはRrII+優性因子
             ラベンダーグラスはRRii+優性因子

つまり、パープルグラスはブルーグラス+優性因子
     ラベンダーグラスはガラスのブルーグラス+優性因子

ということになります。

では、Rrの赤抑制とiiの赤抑制は何が違うのでしょうか?

まずは、赤抑制されていないレッドグラス(RR)の尾びれ400倍の画像を見て頂きたいと思います。

s-ハイドレッドグラス尾ビレ400透過2

赤い粒粒がみえるかと思います。この粒粒は赤色素胞といって、赤い色素顆粒を貯めておく袋のようなものになります。この赤色素胞がいたるところにあることで、尾びれが赤くみえるわけです。

では赤がみえないブルーグラス(Rr)の尾びれはどうなっているでしょうか?

s-ハイドーサルブルーグラス尾

赤色素胞が全く見当たりません。
つまり、Rrになった時に赤色素胞は形成できないということです。

s-IMG_6085ラベンダーグラス尾

こちらは、iiで赤が抑制されているラベンダーグラスの尾びれです。(400倍)
赤色素胞はブルーグラス同様みあたりません。

しかし、もう少し拡大して見ると…
s-IMG_6085123.jpg

色素顆粒の入っていない丸い物体が見えます。(赤い矢印の部分)

※この写真は、数十枚の画像を深度合成(手前から奥までピントが合う)して作成しています。尾びれは、薄いといっても立体構造になっています。実際に見る場合は、ピントリングを微妙にずらしながら全体を把握していく必要があります。ミクロの世界をマクロに理解しないと、とても薄い見方になりがちです。興味のある方は是非自分の目で確かめて欲しいと思います。「木を見て森を見ず」にならないように

つまり、ii(アイボリー)は、色素胞に色素顆粒が入らないようになっている変異体といえるでしょう。

まとめ、

Rrは、赤色素胞が存在しない。
iiは赤色素胞に色素顆粒が入らない。
ということです。

ここが、Rrとiiの赤抑制の違いです。

つまり、
パープルグラスはRrで赤抑制
ラベンダーグラスはiiで赤抑制です。


ここまで読んで、あれはどうなの?と想像している方がいるかもしれません。
それは台湾から「パープルグラス」とほぼ同時期に上陸した「バイオレットグラス」です。

バイオレットグラスもパープルグラスも念の為に両方検定させて頂きましたが、結果、遺伝子型は全く同じものでした。
入ってきた時のインボイス名が違うだけのことです。

そして、グッピーを昔からやっている人は、この名前に違和感を抱かざるおえないと思います。
それは、元々日本で出回っていたバイオレットは、ii型だからです。
Rr型品種にバイオレットの呼称は正直混乱の元になると私は思っています。

シンガポールで作成されたアイボリーモザイクが分離しない赤無タイプだということを筒井氏がみつけ、これをバイオレットモザイクと呼んだのが始まりです。グッピーのベースブックでは、iをvの遺伝子記号で表記しています。

しかし、vではなくてiを使っているのは、過去に「バイオレットアイボリーそろそろ整理しないと」で書いたとおりです。

「パープルを採用した方が妥当である」というのは、実は、別の理由も存在します。それは、また後ほどということで…

次回は、色素胞から見るRrとrrの関係について自論を展開したいと思います。

つづく

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[ 2014/09/25 17:50 ] グッピー | TB(0) | CM(12)

ムラサキのおさらい その1 

今回から、ムラサキについて突っ込んでいくのですが、かつてアクアライフに私が3回にわたって書かせて頂いた記事を見たことがない方もいるかもしれません。本当は、3回以降の課題についてのみ書けば楽なのですが、あの3回を大変評価してくれている人がいる一方、

(;一_一)…

になってしまっている方もいらっしゃるようです。

そこで、簡潔に、結論的なことだけおさらいしたいと思います。

おさらい1回目は、2013年9月号に書いた「遺伝的特性について」です。

s-IMG_2782.jpg

詳しくおさらいしたい方は、雑誌をご覧下さい。

s-IMG_3354.jpg

まず、上の画像をご覧ください。

上が台湾から上陸したパープルグラス
下が上陸以前からピクタで固定していたラベンダーグラス

実はこの2品種は、構造が違うだけで「ムラサキ色に関係する因子」は共通していたというお話でした。

グッピーがムラサキ(ラベンダーやパープルに限る)になる為に必要なことは二つ。

・赤が抑制されていること。
・常染色体上に一つの優性因子が存在すること。


そして、パープルグラスとラベンダーグラスの構造の違いは…

「赤を抑制している手段が違います」

ここまでは、いいでしょうか…

つづく


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[ 2014/09/24 16:38 ] グッピー | TB(0) | CM(4)

創作めだか発表会 in OSAKA 

s-P5110153.jpg

5/11に、大阪にて創作めだか発表会が開催されました。

関東においては、この手の創作物を鑑賞するイベントが開催されたことはありましたが、西では初の試みだと思います。

実にすばらしいことです!

全国に創作めだかを楽しんでいる人は、どれくらいいるのか分かりませんが、魚を創作するというのは、数か月でできることではありません。

時間がかかるわけです。

それゆえ、参加メンバーがある程度固定していると、どうしても開催が数年に一度というペースにならざる負えなかったわけです。そもそも、イベントを開催するというのは結構エネルギーがいることで、毎年同じメンバーが仕事の時間を削り、ボランティア精神でやるというのは結構大変なことなのです。

東と西でそれぞれの仲間が同じような趣味の魚を愛でるイベントを交互に開催すれば、一部の方への負担軽減につながるだけでなく、発表の機会の増加にもつながることだと思います。

そうすれば、出すチャンスが無かった方にも光が射すでしょうし、もっと盛り上がっていくのではないかと思っています。

出品魚については、どれも素晴らしいものばかりでした。

私が今強い関心を持っている「発色の仕方」を観察するにも最高の機会でした。

例えば、

白いグッピーだけとっても、
s-IMG_9770.jpg

s-IMG_9751.jpg

s-IMG_9768.jpg

う~~~ん。
実に面白い!

s-IMG_9787.jpg
これは出品されていたフラメンコの入ったタキシードですが、

ここに二つの因子を導入した魚(自身の出品魚)を見ると、
s-IMG_0069.jpg
フラメンコの発色が流れているのが見てとれます。

特筆すべきは、同じ会場で比較できるのです。

こんな場所はどこにもないですよ!

さらに…

s-IMG_9805-1.jpg
ピンクのベタ

s-IMG_9809.jpg
オレンジのベタ

s-IMG_9810.jpg
赤いベタ

なんと別の魚のバリエーションも観察できるという特典付き!
(ベタは魚が大きい分、発色が見やすいということも分かりました。)
ベタもいいですね~。

他にも気になる個体が一杯いましたが、特に私の目を引いたのがこちら。
s-IMG_9766.jpg
照明の関係なのか、本来の色が見れずに残念でありましたが、なかなか面白い個体でした。

終了後は、こちらのお店へお邪魔させて頂きました。
s-P5110183-1.jpg

s-IMG_9913.jpg
なんと、自分で作ろうと思っていた魚が群れていたのです!
やはり、魚は様々な方と一緒に楽しむのがいいですね。
目が釘付けになり、1年分の時間を得した気分になりました。

めったにグッピーを買わない私ですが、

思わず、
「まっちゃん、これ売って下さい…」

まさかこんな魚と出会えるとは…
ラッキーなことに、連れて帰ることができました♪

他にも面白い魚がいたのですが、今後のネタの為にアップするのは辞めておきます。
気になる方は、是非お店に出向いて下さいね。

s-IMG_9830-2.jpg

大満足の大阪でした。\(^o^)/


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[ 2014/05/15 11:31 ] グッピー | TB(0) | CM(4)






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